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  • 執筆者の写真: santanmiyazu
    santanmiyazu
  • 2016年10月20日
  • 読了時間: 2分

「悪臭がしていて、水が床で溜まっている」

とのことで、とある公共施設まで

悪臭やにおい、水漏れの原因調査と修繕へ行ってきました。

水道水の漏水であれば、漏水探知器や音聴などで調査していくわけですが、

現場に行ってみると、漏れがある辺りで確かに臭いがする。

どうやら水道水では無い模様。

汚水(下水)のにおいに間違いが無いでしょう。

経験則から思案しながら調査をしてみると、

近くの天井で水が滲んでいる箇所がある。

汚水漏水箇所(天井)

そこから伝い漏れて行って水が溜まっていることが分かり、

その周辺の天井板をめくる相談をさせて頂いて早速調査。

暫くして、漏水箇所が判明。

50mm口径の鉛管と鋳鉄管の鉛管フランジとの接合箇所で漏れている模様。

そう、古い施設でお目にかかる、排水の鉛管仕様です。

排水用鋳鉄管鉛管フランジ接合部

階上の設備との繋がりを確認してみると、

どうやら小便器の汚水用の鉛管であることが判明。

排水用鉛管を鉛工で拡管して鋳鉄フランジを接合しているものですが、

どうやらその拡管部分が腐食して漏水している様子。

この部分をまるごと取り去って補修しないとダメだという酷い腐食状況。

切断撤去後に撮った その写真がこちら。

排水鉛管 腐食状況

ここまで酷い腐食は見たことがありません。

経年劣化というのには惨憺たる状況です。

修繕方法として、

上の小便器を取り外して汚水管を塩ビ管などで新たに配管し直すのは大変なことに。

新しい鉛管をもってきて鉛工溶接で遣り取り接続するにも、

曲げ加工があって尚且つ狭い箇所では分が悪そう…。

あまり火も使用したくない場所…。

で、管の寸法や取り合いを確認しながら考えた補修方法は、

既設鉛管 → 塩ビ管変換 → 鋳鉄管フランジ用排水フレキ → 鋳鉄管フランジ

この一連の仕様で補修をかけることに。

まずは鉛工。

排水鉛管と鉛工(鉛管加工)道具

既設鉛管を切断、ボンボリ等で切断口の内面を取り、

タメ棒やラシャで真円に調整して、

ヒートガンで加熱しながらタンピンの代打でベンドベン等を使いラッパ状に拡管。

鉛管塩ビ変換継手 施工状況

ここまでをしっかりやっておかないと、

鉛管との部材接合面から漏水してしまう羽目になってしまいます。

で、新しい部材を接合していき、修理完了。

汚水鉛管~鋳鉄管 修繕状況

フレキジョイントを用いることにより、曲りくねった鉛管からの取り合いでも難なく接合できました。

排水管ではありますが、室内配管なので結露などが懸念される場所の為、

保温施工をして補修完了。

実は、その補修後に別のもう一箇所の経路も、

同様の箇所で漏水しかけていることが判明しましたが、

そちらも同じ方法で補修をいたしました。

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