- santanmiyazu
- 2016年12月15日
- 読了時間: 2分
TOTOのネオレストの便座取替修理に行ってきました。

トイレ本体の横から水が漏れて床が濡れているとのこと。
調査をしてみると、便座部分の下面から水が滴っている状況。
こちらの製品は3代目に当る、TOTOネオレストSD TCF9572(2003年)になります。
初代からはコンパクト設計になってモデルチェンジした製品です。
ちなみにですが、初代ネオレストについては1993年に発売されています。
年式が古かったので、修理が可能かどうか、一抹の不安があったのですが、
部品供給が終わっているということで やはり修理は不可能であることが判明。
以前の便座交換の記事でも触れていましたが、
それらと同様、今回の便座機能部についても、
部分的に取替可能なものになります。
(製造期間に限りがある代替品もありますのでお早めの取替をオススメいたします)
しかしTOTOのネオレストは、
便器側に電装駆動部や洗浄開閉弁が組み込んであるので、
使用年数から思慮すると便器と共に交換が良策かと思われましたが、
掛かる費用が高額になってきますので、ご相談の上、便座機能部のみを交換することに。

まずは既設の便座部を取り外して覆われていて手が届かなかった箇所などをキレイに清掃 ↑

勘合部で挟み込んでしまって断線させてしまわないように、
配線コネクタの取り位置に注意しつつ、
給水部材の取り合いを開口中心部に向かって水平垂直に合わせ、便座機能部をセットしていきます。
(これをちゃんとしておかないと接続部のOリングの噛じりが原因で水が滲み漏水の要因となります)

で、その給水部材のフレキ管がインチサイズと太いので、苦慮します。
さらに、現場での取り出し位置ごとに部材長さがミリ単位で微妙に変わってきますので、
手配時に給水位置の取り合いの注意を怠ると、
「合わない、届かない」と取り返しがつかないことになります。

取替完了です。
初代ネオレストもそうですが、製造中止から かれこれ20年以上経ってきていますので、
こういう交換修理事例が増えていきそうです。
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