- santanmiyazu
- 2016年3月21日
- 読了時間: 2分
排水のつまり修理の現場です。
公共下水道接続済みの公衆トイレにて排水がつまって流れないという状況。
敷地内のビニマスを開け、貫通清掃作業を行うも、
つまった箇所での感触も無く、さらにはつまったまま一向に流れる気配がない…
「 なにか おかしい… 」
よくよく辿っていくと、公共マス内まで排水が溜まっている ?!
「 本管でつまってる ?! 」
いや、それなら他のお宅や施設が騒ぎになっているハズ。
φ150の引込管で詰まっているものと推察し、
専用の貫通工具で格闘すること、数十分…
「 …流れた! 」
それも束の間、また暫くすると溜まりだす。
「 やっぱり本管?! …ん?まてよ。ここの本管埋設深が深いのかも 」
副管(ドロップシャフト)で流入させているのだろうと睨んで、
貫通工具の先端アタッチメントを裏ワザ的に使って格闘すること、さらに数十分…

ここで ようやく流れ出しました。
その後、市の下水道課の方に協力を仰ぎ、
(休日の所、ありがとうございました)
放流確認の為、立ち会いのもと、本管接続立孔のマンホールを御開帳してみると…
やはりそうなってました。
こんな箇所でつまるとは…
つまりの原因となったものは、工具で引きちぎられていたので、経験上の予測になりますが、
ナイロンのようなものが幾つか引き揚がってきましたので、
ここの施設の使用性質上、
恐らくは、子どもの紙オムツか、若しくは女性用品だったのだろうと思われます。
それが何かの拍子に管内で留まると、
それらの製品には水分を吸収するものが使われているので、
水を吸い膨らんでそこに居座って排水管がつまってしまうという、
排水管には非常に良くない状況へと陥れてしまいます。
当然これは水に溶けませんので、徐々にそこで渋滞してつまっていくということに。
排水管は僅かな自然勾配で流れていく設備ですので、ちょっとしたことであってもつまってしまうのです。
なんでもかんでも流していってくれるものではありません。
なには ともあれ、大事にならず、無事修理できてヨカッタです。
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